BRAND
2023.03.30
Photo:Kenichi Sukegawa(studio Bounce)
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◆ブランド設立
2016年
◆デザイナー
Yosuke
造形作家としてシルバージュエリーの創作活動をおこなっていた「Yosuke」氏により、2016年に創設されたブランド。
基本デザインは、ヨーロッパで派生したロココの装飾をベースに、バロック・グロテスクなどの古典的美術様式を織り交ぜた作品。そこに、退廃・陰鬱・儚げ・奇怪・死・悲壮といったエッセンスを加味し、歪(いびつ)で醜悪、そして恥美な世界観を表現している。
《Superbia/スペルヴィア》とは、キリスト教の七つの大罪のうちの1つ「傲慢」を意味するラテン語。
驕り高ぶる罪を司る象徴としてルシファー=金星(夜明けの明星)に喩えられている。
自らの自由と権利のために主である神への反旗を翻し、地獄に堕とされても神への終わらない戦いを挑み続ける彼のように、職人として決して折れてはならないプライドを持ち続けるとの意味を込めてブランドネームとした。
“ジュエリーは着け心地が最も重要である”というブランド哲学を持ち、過剰な重量やボリュームを控え、極力体に馴染むデザインを指標としている。
多彩な作品を展開する《スペルヴィア》だが、その多くの作品には、ブランドの個性ともいうべき特有の艶消し仕上げが施されている。
この艶消し仕上げは、製作コンセプトとして、ポリッシュした煌びやかなジュエリーよりも荒々しさとアンダーグラウンドさを表現する上での選択だという。
繊細な造形ながら、まるで古典的な砂型で鍛造したかの様な特有の雰囲気が表現されている。
艶消し仕上げが施された《スペルヴィア》のジュエリーは、単に輝きを抑えたアクセサリーだと誤解されがちだが、そうではない。
身に着けた際に生じる摩擦により、少しずつシルバー特有の鈍く、自然な輝きに包まれていく。
手に取ったオーナーそれぞれのライフスタイルが反映されるジュエリー。それぞれの速度で、それぞれの輝きに育つジュエリー。
最終的な仕上げを施すのは、手に入れたオーナー自身である。
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◆公式オフィシャルサイト
http://superbia-baw.com/